相続税上の財産を確定し、税額を計算して申告・納付します。
相続税の申告と納付(令和2年相続開始)
申告に必要な資料は、国税庁のサイトに公開されています。「相続税の申告のしかた」を参照して申告書を作成します。評価明細書により財産を評価し、申告書の各表に記入して税額を計算します。PDFを編集して清書します。税務署での事前相談が必要です。
「相続税の申告のしかた」(令和2年分用)のポイント
「相続税の申告のしかた」は、相続税の申告方法が解説されています。相続税がかかる人、財産の評価方法、税額の計算方法、適用できる特例が網羅されています。不明点は国税局等のサイトで確認します。ここでは要点を整理しています。
相続税の計算と申告書の作成
相続税は、評価明細書による財産の評価、申告書の各表による特例の適用・費用の集計・税額加減算の順に計算して求めます。詳細は、相続税の申告のしかたに記載されています。国税局のサイトを参照する場合もあります。特例と非課税限度額を正しく適用します。
相続税上の土地の評価
相続税上の土地の評価は、路線価方式・倍率方式・宅地比準方式のいずれかになります。地目により評価方法が異なります。路線価があるかどうかは、路線価図と評価倍率表の記載で確認します。路線価のない土地は、評価倍率表により評価します。
路線価方式による宅地の評価
路線価方式による宅地の評価は、接道と地型による計算方法になっています。路線価図は国税局のサイトから、地積測量図は登記・供託オンライン申請システムから取得します。不整形地の補正が計算の中心になります。計算結果は、土地及び土地の上の存する権利の評価明細書に記載します。
相続税上の森林と立木の評価
相続税上の財産に、森林と立木があったときの評価方法です。森林簿と森林の立木の標準価格表などを参照して評価額を計算します。森林簿き各都道府県のサイトから、森林の立木の標準価格表などは国税局のサイトから取得します。
申告書のPDFを編集する
相続税の申告書は、PDFファイルを加工して作成します。
相続税の節税対策
実際に効果がある相続税対策は限られています。意味のない対策やリスクを伴った対策もあります。銀行・税理士、不動産・建設業者が得意とする対策などはなく、将来の節税額を保証してもくれないので、甘い提案・トリッキーな提案には十分注意してください。